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信仰体験 人に尽くした分だけ人の痛みに寄り添える [言の葉]

石橋高博さんは、福岡市の運動器看護師として活躍しています。この資格を持つ人はまだ全国で60名、石橋さんは福岡県で初めてこの資格を取得した人です。石橋さんの入会動機は、長男の大夢(ひろむ)君が1歳になろうという時、「神経線維腫症Ⅰ型」という難病と診断されたことがきっかけでした。
この病気は、腫瘍のために変形や骨折を起こし、歩行不能になるか足を切断しなければならないかもしれない特定疾患。それでも大夢くんは6歳になるころには装具を付ければ歩けるようになりました。
小学校に入学してまもなく、大夢くんは下校するなり、母親の梨紗さんに「お母さん、何でひろだけ、こんな病気になったの?」と悲しげな目で尋ねました…

その会話の様子を、夜に帰宅して聞いた石橋さんは、感動と共に、深く決意をしたのでした。

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梨沙さんは息子の両肩を抱き、言葉を紡ぎ出した。
ひろ君は優しいから、他の子が病気にならないように、自分から『この病気になります』と思って生まれてきたんだよ。それはすごいことだよね。この病気があることに、誇りを持っていいんだよ
大夢くんの目に、輝きが戻っていく。
良かった!きょうだいとか、友達じゃなくて、自分がこの病気になって生まれてきて良かった
夜、帰宅した石橋は、一部始終を聞いた。大夢君が飛びついてくる。
お父さん、病気に負けたらだめだけど、病気に勝てば使命なんだよ!
妻が「使命」という言葉を教えたのだろう。
息子ながら、すごいと思った。人生の先輩に見えた。
“ひろ、誇りに思えるお父さんになるよ”

聖教新聞 2016年(平成28年)3月20日(日)から引用

ターニング ポイント



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